うつ嫁に良からぬ変化が
ウチの嫁がうつ病と診断されて、今年2015年で10年になる。
うつ病というと、暗くどんよりして自殺願望の強いイメージだった。
けれど、実際に身内にその患者を抱えるとそのイメージが一面しか表していないことを体感する。
確かにウチの嫁も、ある時期は自殺願望の塊で手を焼いたこともある。また、一切外出せずに只管ゴロゴロしていた時期もある。それらも、うつ嫁を表す全てではないということ。嫁はアクティブな時もあるし、妙に力を発揮することもある。
思うに、うつ病とはそうした自分の状態を一定に保てないのも症状のひとつなのかもしれない。
嫌な方向に嫁が変化
今年夏前までは、特に問題もなく過ごしてきた。近年にしては上々のコンディションだったと思う。
しかし、体調を崩して入院してから色々とおかしな変化が起きるようになった。
秋口まで胃腸の不調が治まらなかった嫁だけど、何とか薬のベターな配分を得てようやく沈静化してきた。
とりあえず食欲は戻り、行動もアクティブになってきたとは思う。
けれど、自分の気が向かないことは一切やらなくなってしまった。
家事については、習慣的に決めている2つのこと以外は全くノータッチとなり、日々遊び暮らすようになってきた。
日ごろ、自宅にいない時間の方が圧倒的に多い。行先も告げずに勝手に出掛けることも多いので、困っている。
また、食欲が変な方向についたのか、僕や子どもらのお菓子やその他食べ物を勝手に食べるようになった。
指摘すると矢鱈と怒り出してしまうので、性質が悪い。
さらに、嫁のいいところの最後の砦だった金銭感覚も、何故かここへ来て急速に崩壊した。
そもそも僕が貯金に向かない性分なもので、逆に貯金の得意な嫁に頼っている部分が大いにあったため、これはかなり痛い。
うつ病になってもそこは変わらなかったため、貯金分は任せていたしクレカも持たせていた。しかしそれがここへ来て仇となり、どうやら我が家の貯金を急速に使いまくっている模様。
困ったことに、どうやら最近パチンコ好きの友人と絡んでいるらしい。
パチンコを代表とする所謂ギャンブルモノの遊びはしなかった嫁だったのに、どうやらビギナーズラックに当たったらしい。このごろは、どうやらボチボチパチンコに出掛けているらしい。
そして推測するに、他にもよからぬことをしている気配がチラホラする。
問い詰めようとすると怒りだすのであまり追及していないけれど、不倫とお金関連で問題を起こすのだけはやめてほしい。後々面倒なことになるだけだし誰も得しないし。
僕は嫁のスマホを覗き見したりなどしないので、実際のところ嫁の行動でわからない点はかなり多い。
お互いその辺は立ち入らないようにしていたけれど、こうなるとそれが仇になっているように思える。そろそろ、監視が必要なのかもしれない。
こうして嫁の良からぬ変化を列挙してみたけれど、何だか痴呆の気でもあるような気がしないでもない。
上述のような感じになってしまっているため、嫁は本当に日常自宅にいることが少なくなった。まるで、頑張っているサラリーマンみたいだ。自宅には寝るために帰って来るようなものか…最早、いないも同然だ。
嫁には、できることはそれなりにやってきたつもりだ。けれど、10年経ってこの有様というとどうもドッと疲れが出てしまう。
先日、「パチンコで勝った」などと自慢げに語る嫁に、パチンコ嫌いな僕は「常習になるようなら離婚してくれ」と言った。そんな真剣に言ったわけでもないけれど、本音が混じっているのは確かだ。まあ、そういうことも考えたくなるな…
嫁の変化をまとめるつもりで今エントリを書いていたけれど、何だか憂鬱になるのでこの辺でやめておこう。