我が家の花壇を見て思ったこと。
画像は、在りし日の我が家の花壇に咲いていたマリーゴールド。どこかで触れたかもしれないけれど、嫁はかつて趣味で、花壇の手入れをよくやっていた。特に夏場以降は、だいたい毎年マリーゴールドを植えていた。初夏から晩秋までよく咲き、また花じたいが強く扱いやすいとかそんな理由だった気がする。
しかし今は、草。花壇も、その脇にあるかつて嫁が「プチ家庭菜園」にしていたスペースも、今は草ボーボー。ちょいと前までは、ハロウィン気分で「ホーンテッドマンション」と揶揄できたけれども、ハロウィンももう終わった。草を掻き分けると、まるで「天空の城 ラピュタ」に来たような気分になれる。
先日、僕は花壇の草を一掃した。思えば初夏の頃に一回草むしりして、周辺に除草剤を撒いたきりだった。以来、僕も「夏はやだ」「秋になったら頑張る」「もうちょっと涼しくなったら本気出す」などと言って手をつけたがらず、かと言って今は興味を失くした嫁が触るわけもなく。雨が1回降るごとに、花壇やその周囲では雑草がグングン伸びていくのでありましたとさ･･･というわけで、まるで廃屋のそれのような花壇となっていた。
草ボーボーになった花壇を見て、そして画像のようなかつての花壇を思い出して、僕は本当に悲しくなる。メンタル疾患というのは、人をここまで変えてしまうんだな、と。嫁は元来、農家出身の嫁父の影響か土いじりが好きで、結婚当初から何かしらやっていた。今の住まいになってからは、花壇やほかスペースが出来たので、花壇には草木や花を植え、他のスペースにはダイコンだのジャガイモだのキュウリだのと、菜園を作っていた。
嫁はたしか、2年ほど前。嫁のお母さんがお亡くなりになった直後からだんだんおかしくなっていった。その年からだ。草花や菜園に対する興味がスッポリ抜けてしまったのは。以来、上述のように我が家の草花スペースは荒れ放題となっている。僕は他が手一杯で、たまに草むしりするくらいしか手をかけられない。いっそ、花壇を潰して塀でも建てようかと思っているくらいだ。花壇があると、どうもかつての嫁がチラついて悲しい。
それを考えると、かつて元気だった頃の嫁のことは忘れた方がいいのかもしれない。現にウチの息子は、メンタルを病んだ嫁しか知らない。花壇以外にも、手が空いたときに色んなものを少しずつ片付けてはいるけれど、かつての嫁を思い起こすようなものは捨てるかしまうかしていこう･･･なお現自宅は、移ってからほどなくして嫁がうつ病になったので問題ないだろう。そんなことを思いながら、僕は草をむしり、伸びたモミジの枝をカットしていったのであった･･･
【朗報】うつ嫁、自分から病院へ行く。
少し前、嫁の健康診断の結果に愕然としたことはネタにした。
この結果を受けて、僕は嫁に早いうちから病院に行き、然るべき検査をおこなうように促してきた。日にちが合えば僕が連れて行くことができるけれども、当方残念ながらそうそう平日をお休みにできない環境でございまして･･･嫁本人が動かないと、どうにもならない状態だった。
検診の結果が出たのが、先月10月中旬。その辺りは嫁が不調で、病院に行くどころではなかった。ちょうどその近辺に精神科の受診日があり、それには辛うじて(僕が同伴して)行ったけれども、それがいっぱいいっぱいな感じだった。なので、復調するまでは焦らず待つことにした。
そんな嫁だけども、とうとう自力で病院へ行ったそうだ。月が替わって11月となっても不調が続いており、特に今週は生理･めまい･頭痛･だるさ･デリケートゾーンの痛みなどが加わっていた。だから当分無理かなー? なんて思っていたけれど、どうやら一念発起して出かけたようだ。よかった、出かけた先がパチンコ屋じゃあなくって･･･
なお病院で発覚したんだけど、嫁は発熱していた。風邪を引いたらしい。述べた頭痛やめまい、喉の痛みなどは全て風邪だったそうだ。病院へ行き検査の依頼や受診していたところ、発覚して急遽風邪の薬を処方してもらってきたようだ。なお上で述べたデリケートゾーンの痛みというのは、嫁が酔っ払って生理用品を誤用した結果。まったくもう。
病院へは、検診の結果を持っていったそうだ。胃に肺におっぱいに、子宮系統を除く(これは既に別のクリニックで検査中のため)全ての引っかかった項目を検討してもらい、必要な検査を全ておこなうことになったようだ。嫁行きつけのクリニックなんだけど、まさか懸案の部分全てを一箇所で診てもらえるとは思っていなかったので、大変助かる思いだ。嫁に医者のハシゴをさせないで済むからね。また、検査の結果むつかしい治療が必要になった場合、すぐに大きな病院へ行けるようにもなっている。これもまた、大変心強い。嫁もそこは安心していた。
なお実際の検査は、予約が混んでいたこともあってもうちょっと先になりそう。なんだけど、まずは一番肝心な最初の一歩を、思ったよりも早く踏み出してくれたのでホッとしている。嫁も、38度以上の熱を出した状態でよく行ったもんだ。まあ、それがわかったのは病院にてだったので、出かけたときは知る由も無かっただろうけど。
というわけで、嫁は本日カラオケ&飲み(調子悪いから飲まないとは言っていたけど)に出かける予定をキャンセルして、自宅でおとなしくしている。機嫌は悪くなく、食欲もありそうだった。なので、夕飯は嫁の食べたいものを出してあげた。久しぶりに、家族4人揃って自宅の食卓を囲んだ気がする。
【悲報】うつ嫁 この半年で各種急速に加速/増量。
この夏のカミングアウトをはじめ、今年2017年のうつ嫁は随分とおかしな方向へ迷走しているように思える。基本的に僕の言うことは聞かないので、僕ひとりでは止めようがない。主治医の先生や嫁の友人などにご協力願って、何とかしていかねばと思う今日このごろ。
そして表題の件。
今年、特に後半戦に入ってから、嫁を見ていていくつかのものが急速に加速している或いは増量していることに気がついた。まあ、例のカミングアウト以来嫁に会う機会が近年にしては多くなっているので、気づいて当然というものばかりだけど。
ここ最近で嫁にとって加速/増量したもの
増えているものについて、試しに今思い浮かぶものを挙げてみると、以下のとおり。
･体重:嫁曰く「過去最高」。なお具体的な数値は、嫁の名誉のため伏せておくｗ
･酒の量:缶チューハイ1本→缶チューハイロング缶1本+水割り1～2杯/日
･タバコ:1箱/日→2箱超/日
･パチンコ:週1回程度→2～3回
また、加速しているな～と思う点が以下のとおり。
･他人(僕を含む)への配慮がますます出来なくなっている
･欲求に対する我慢がますます出来なくなっている
･自傷行為的な行動が増えた
･「死にたい」発言･思考になりやすくなっている
･自暴自棄になりやすくなっている
･「カネが全て」とよく言うようになった
他にもいくつかあったような気がするけど、今は思い浮かばない。ということは、そこまで重要なことじゃあないのだろう･･･ということにしておこう。
どれも深刻で、今すぐやめさせたいものばかり。なんだけど、僕にはお手上げな部分がある。こればっかりは、(嫁の「仕事」も含め)主治医の先生も「それはあなたの人生だから、自分で決めること」とつれない発言をするのでアテにならない。判断力や思考が鈍っている人間に、そんなこと言われてもなあ･･･
とりわけ一番心配なのが、他人に対して配慮がより一層できなくなっている点かな。これは他人からしたら、横暴･我儘･自分勝手に映ることが多いと思う。最近になって、嫁はここのところ一番ツルんでいた友人(嫁に夜遊びやパチンコなどにハマるキッカケを作った友人たち)たちと何やら上手くいっていないらしく、疎遠になりつつあるらしい。
言うことやること、ここ最近で一層自己中心的になったように見える。だから友人も段々に減っていき、どうやら近所の嫁同士でも若干浮いているようにも見える(ご近所さんたちはオトナな人ばかりなので、あからさまにはしないけれど)。いったい、僕はこれらをどうやって止めたらいいのだろうか。
嫁がこうなった原因
ここ半年くらいの間に、嫁は上で挙げたようにどんどん状態が酷くなっていっている。まあ、「仕事」について僕にカミングアウトしたこと、その結果大きな溝が出来てしまったのは間違いなく原因の一部だ。僕も出来た人間じゃあないので、時に嫁に不満をぶつけてしまったりする。だから、モメることもちょいちょいある。そういう時は、話は平行線で終わるし嫁はふて腐れるばかり。
それ以外にも、僕とは関係ないところでこうなった原因があるようだ。嫁は全て話しているわけじゃあないけれど(僕もそこまで詮索しない)、どうやらいくつかのことが上手くいっていないようだ。上述の友人との件もそうだし、他にも何やら嫁自身について上手くいかず、ストレスを抱えているようだ。それが特に、酒やタバコの急増につながっていると思われる。僕も結構罵詈雑言、時には人格否定までガッツリ言われることもある。これは既出だけどさ。
ちなみに飲酒について、当初は「仕事」のある日だけだった。が、最近では休日でも飲むし、下手すると朝っぱらから飲んでいることもある。これはいけない。だいたい、各種薬の効きに影響が出るんじゃあないかと思う。僕じゃあ詳しいことはわからないので、主治医の先生に聞いてみようと思う。まず少なくとも、いいことはない筈だから。
今嫁は、自分自身について結構捨て鉢になっている。だから、検診の結果を受けて僕が病院へ行くことを促しても、機嫌が悪くないときでないと聞く耳持たない。まあ、生きる気力が乏しい人間に、病院へ行って検査治療しろと言ってもあまり効かないか･･･だけども、行かせないわけにはいかないだろう。余程何もかも上手くいかないらしく、気がつけばタバコを手にしている。
なお、薬の組み合わせは最近変えたばかり。それ以前と状態に大差ないため、たぶん組み合わせの変更による影響は少ないと思われる。ただし、ドグマチールが増えたので食欲は増している。そのため、体重増が加速しているのだ。僕は個人的に、多少おデブになったとしても、嫁が生きていればそれでいいとは思っている。
とまあ、このごろ嫁に(主として良くない方向に)加速したり増えていたりすることが目に付いたので、メモがてら記しておいた。
