嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

【困惑】うつ嫁 日替わりで「モード」がコロコロ変わる。

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ここしばらく、季節に合わず雨の日が多かったような気がする。おかげさまで、(既出だけど)せっかくの僕の誕生日も台風直撃という悲しい天候に見舞われてしまった。本当に今年は、昨年以上にツイてない気がする・・・とボヤいてもしょうがない。早速本題に入ろう。

近頃の嫁はツイてないようだ

上述のとおり、雨続きだったせいかここ最近の嫁の調子は至ってよろしくない。まあ夫婦の関係で神経をすり減らしているのは僕も嫁も同じで、双方フツーに疲れてしまっている。きっつー。

それ以外でも、嫁にはちょいちょい気落ちするようなことがあったようだ。僕が把握している範囲で主だったことは、以下のとおり。

・ツルんでいる友人と考え方の相違から言い合いになった
・病気の自分を全否定した人間に強い殺意を抱いている(←キケンッ!)
・たまに外泊して遊びに行っても楽しめずに帰ってくる
・外泊先で突如リストカットみたいなことをして、友人たちを慌てさせる
・健康診断で引っかかりまくる(既出)

あまり詮索はしないけれど、嫁なりに何か苦しいんだろう。だけど、僕の知らないところでちょいちょいトラブルになっているようで、僕は心配しかできずにもどかしさを感じている。まあ、いざとなったら駆けつけられるようにはしているけども・・・

こんな塩梅で、嫁は嫁でツイてないことが多いようだ。僕も嫁の「仕事」や暴言等でダメージを受けているけれど、あまりに嫁がかわいそうなので(毎月恒例の)近所の神社へのお参りで、普段はやらないけれど「願い事」をしてきた(普段は「いつもありがとうございます」しか言わない)。

お参りしていて思ったけれど、神様はどうして我々に意地悪をするのだろうか。僕は出来た人間ではないけれど、そこまであくどいことはしていないと思う。おかげで、大事な嫁が穢れてしまったじゃあないか。あんまりだ~(エシディシ様風に泣いてみる)

嫁の「モード」がコロコロ変わるのだが

低調続きのせいか、ここしばらくの嫁は毎日コロコロと調子が変わる。ただ低調は低調でも、その時の体調や機嫌、出来事などによってまた微妙にキャラ(と言っていいものか・・・)が変わる。僕はそれを「モード」と勝手に呼んでいる。「モード」によって嫁は、例えば甘えん坊になったり超攻撃的になったり、やけに冷静だったり矢鱈と饒舌だったり・・・とにかく、日々変わっていくので僕は対応に追われる。まあ、場合によっては予想できることもあるけれど・・・

ちなみに今朝会ったときの嫁は、やけにしおらしかった。そして、矢鱈と自分のことを好きかどうか僕に尋ねる。今日は、口頭で2回・LINE(娘との連絡手段にと、僕はとうとう白旗をあげて使い始めた)で2回、愛情確認をする破目になった。
最近愛情のカケラも見出せないことの方が多かったので、これにはとても面食らっている。しかし逆に、何だかとても心配になる。そういえば、「詳しくは言えない」と言ってどこかへ出かけていったし・・・何だか、非常に嫌な予感がするのは果たして気のせいだろうか・・・

とまあ、こんな塩梅なんだけども、僕は面食らいながらも何とかパターンを見出せないか観察中である。今思っているのは、嫁が従順そうなとき、冷静そうなときにマトモな話をすればいいんじゃあないか・・・ということ。何しろ、健康診断の結果に基づいていくつかの診察検査を受けさせたいし、嫁にも家族の役に立ってもらいたい。

これが続くうちは、何とか逆手にとっていい方向に役立てたいと考えている。また、パターンがわかれば、僕のストレス軽減に繋がるかもしれないし。とにかく、できることはやっていこう。

【悲報】うつ嫁、思った以上に身体がボロボロだった。

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嫁の健康診断の結果がきた。それを見て驚愕。何故なら、「要精密検査」項目が複数発生したからだ。精神だけでなく、肉体的にもボロボロなのかと思うと、嫁が不憫で涙が止まらない。何でウチの嫁だけこんな糞味噌のケチョンケチョンなんだ? 本当、遣る瀬無いというのはこういうときに使う言葉なんだと思う。

さてその嫁の検診結果についてなんだけども、今回子宮系統だけは受診していない。というのも、夏の終わり(健康診断の少し前)に子宮頸がんの検査を別の医療機関でおこない、その結果待ちだったからだ。それ以外は、ごく普通に婦人科検診を受けてきた。

自分へのメモも兼ねて、問題別にまとめておこうと思う。

子宮頸がん

嫁の子宮頸がん疑惑については、前にも触れたと思う。以下の2つのエントリにあった。


hiroiaozora.hatenablog.jp
hiroiaozora.hatenablog.jp


直近の婦人科検診である2015年に、嫁は「LSIL(低異型度扁平上皮内病変)」と結果が出ており(要精密検査)、それに従い上記エントリにあるような検査を受けている。

そのときの検査ではとりあえず問題なかった。しかし、言ってみれば「ガンのもと」があるのは確かなので、それがガン化するかどうか経過観察をしなくてはならなかった。しかし嫁はこの時既に例の仕事を始めており、全く通院をサボってしまっていた。夏の終わりになって、僕にその「仕事」のことをカミングアウトした直後、嫁のことがたまらなく心配になった僕に促されて、ようやく検査を再開したところ。

なお直近の検査結果の詳細は、まだわかっていない。嫁が結果を受け取りに行ったところ「生理が終わったらまた来てください」としか言われなかったとか(そのとき嫁は生理真っ最中だった)。それって、結構ヤバイんじゃあ・・・しかし、それから半月経つが嫁は未だ再検査に行っていない。まあ、ここのところ不調続きなのでしょうがない部分もあるけれど・・・

過去エントリでも述べたけれど、子宮頸がんについて嫁は、何故か全く悲観していない。むしろ余りにあっけらかんとした態度なので、こっちが不安になる。

検診で引っかかった項目

嫁と一緒に検診の結果を見て愕然とした。嫁の体質や家系・遺伝的なもの、過去の病歴などから不安に思っていた部分全てにおいて「要精密検査」のチェックが入っていたのだ。

当の嫁が不調だし遊びに行ってしまっている(外泊)ので対策を話し合えないのがもどかしい。けれど、これらは一つ一つ潰していくしかなさそうなので、焦るのはよそう。

問題ある項目を挙げると、以下のとおり。

■要精密検査
・胸部(CT):右下縦隔腫瘤
・乳房(マンモ):左局所的非対称性陰影あり
・肝臓:肝腫瘤の疑いあり

■経過観察程度
・胆嚢ポリープ
・胃穹窿部ポリープ(問題ないらしい)

実は昨2016年について、僕の日程ミスによって嫁に検診を受けさせることができなかった。よって直近のデータは2015年のものなんだけど、それぞれ該当部分が順当に悪くなっている感じだった。肝臓については、2015年では「肝血管腫」だったのが「肝腫瘤」に変わっている。


要精密検査を指摘されたのは3箇所。なーんだ、言うほど多くないだろ~・・・と思うじゃん? 問題は箇所ではなく、その指摘された部位にある。

まず肝臓。嫁曰く、「ウチは肝臓がん家系」とのこと。嫁の母方を指していて、嫁の祖母・伯父・実母と近親が3人、肝臓がんでお亡くなりになっている。このうち伯父さんは不明だけど、嫁の祖母・実母は共に飲酒をしなかったそうだ。もっとも、嫁のお母さんは肝炎持ちからの肝硬変→肝臓がんへと移行したので、どうとも言えないけれど・・・

嫁は今年に入って、毎晩飲酒をしている。といっても、飲むのは缶チューハイ1本プラスα程度なので、せいぜい「晩酌」程度。主治医の先生も禁止していないので、おそらく問題ない範囲・・・のはず。ただし最近、外で飲むときの飲酒量が急増しているのが気がかり。元々ロクに飲まない嫁が、水割り6杯とか平気で流し込んできたとか聞くと、非常に心配になってくる。もちろん嫁には、慎むように要請してある。減るかどうか知らないけど・・・もともと肝機能は強くない検診結果ではあるので、粘り強く酒を減らすように言っていくことにしている。

ついで胸部。たぶん肺に影があることを指していると思われるけど、嫁は喫煙者。しかも今年に入って、タバコの1日の本数がこれまた急増している。1回のタバコタイムに2本は当たり前で、本人曰く「最近は1日2箱」・・・僕も喫煙者だけども、その僕の4倍も消費していることになる。酒もそうだけど、原因は間違いなく例の「仕事」にある。全て「仕事」が悪いのだ。何もできないのがすごく悔しい・・・とにかく、これは絶対にもう1回CT撮ったほうがいいだろう。一番心配な項目だ。

最後に乳房。なんでも、左乳首直後あたりに何か見つかったらしい。嫁は別に乳がん検診も受けているので(なので今回の検診では、子宮頸がん同様割愛している)、問題があれば既に見つかっていると思うし、たぶん乳腺じゃあないかと(嫁はいつでも何故か母乳が出てしまう)・・・以上、嫁の弁。特に乳がんについては、前から留意していた上に小林麻央さんの一件があってから一層神経質になっている。

なお低俗な話になるけど、乳がんによくある「しこり」は、本人よりも揉んだりしている相手が気づくことも多々あると聞く。僕も何度かそういう目的で触れたことはあるけれど、全くわからない。俗説かなあ? あんまり必要以上に揉んでると平手打ちを食らうしw


以上3箇所、いずれも以前から少なからぬ懸念のあった部位である。どれも検査を受けさせるけれども、こうなると嫁の負担が大きくなるのが心配だ。精神科へ通うのも月1がやっとなのに、他の診療もいくつか受けなくてはならないのは、うつ嫁にとっては大変しんどいことだと思う。僕が付き添えればいいんだけど、毎回はさすがに無理だ。僕にできることは、日程が合った場合に随伴するとか、嫁が忘れないように言い続けるくらいしかない。こういうとき、僕か嫁どちらかの母親でもいればなあ・・・と心から思う。

これらに、先に挙げた子宮頸がんの件も含めて、しめて4つの項目で検査だの診療だのを受けてこなくてはならない。面倒だろうけども、手遅れになってからじゃあ意味が無い。嫁は所謂「希死念慮」が非常に強いので、治すというより「そこまでして生きていたくない」と思う人間だ。しかし、僕らからしたらそれじゃあ困る。本人に「そんな馬鹿なこと言うな、生きろ!」なんて自分本位な意見をするつもりもないし、「じゃあ、死ぬしかないな」とも言わないし思ってもいない。しかし僕らとしては、嫁には今死んで欲しくないし、10年、20年と、(どんな状態になっているかはわからないけれど)生きていて欲しい。やっぱり僕は嫁が好きだし、「みんなで一緒にいたい」というのは家族全員共通の意見だ。できることなら、やっていこうじゃあないか。

日ごろから「死にたい」「消えたい」と言っている人間を、疾患の治療に行かせるというのは大変なことだ。何しろ本人に治したい、生きたいという積極的な意欲が薄いので、こちらで引っ張っていくなり背中を押すなりしないと進展しないからだ。上でも述べたけれど、しんどいが一つ一つ辛抱強く潰していくしかないな。

まったく、何でウチの嫁ばっかりこんな目に遭うんだ。嫁が不憫で、僕は嫁の寝顔を見ながら泣きそうになってしまった。でもまあ、ここはやれることを・やれるだけ・やれるときにやっていくしかない。焦ってもしょうがないのだ・・・と自戒して締めるとしよう。

【悲報】J氏、実はうつ嫁に対して結構限界かも。

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のっけから弱気なタイトルですみません。ちょいとボヤかせてもらおうかと・・・

うつ嫁のまさかの(でもないけど)裏切りカミングアウトから2ヶ月近く。僕は大いに苦しんだ。しかし嫁の各種行動は主に病気が原因なのはわかっているし、僕も嫁を放置していた面もあるので反省し、嫁にできることを片っ端から実施していった。しかしそれらの大半は、無意味だったように思える。何故ならば、嫁からは何の気持ちも感じないからだ。

思えば嫁からは、カミングアウト後も色々と追い討ちをかけられた。僕への一方的な要求は、むしろエスカレートしたんじゃあないかと思うくらい。で、思い通りにならないと荒れる。「死ぬ」「消える」「離婚する」と喚くのが常である。しんどいけど、まあこれらは今に始まった話じゃあない。なので、何とか耐えることができた。

一番何が辛かったって、僕とおカネとを天秤にかけて、アッサリとおカネを選択したことだ。そして今でも嫁は夜な夜な出かけ、他の男と交わっている。僕は酒でも呑んで少しでも気分を紛らわせないと、本当に狂ってしまいそうだ。子どもらがいるから、何とか今は持ち堪えている。しかし体調ほか、あちこちが少しずつおかしくなっているのを感じる。今日マイカーへ給油をしたのだが、生まれて初めて給油キャップを閉め忘れ、キャップをガソスタに置き忘れるということがあった。何だか知らないけど、とてもショックだった。

それでも僕は、嫁がうるさく言わない部分で嫁に対してできるだけのことは続けている。嫁が何か食べたいと言えば何か作るし、嫁の衣服下着布団は以前より念入りに洗っている。タイミングが合えば、だけど嫁を頻繁に入浴させるようにもしている。ここのところ寒いから、絶対に暖まった方がいいのだ。久々に病院へ一緒に行って先生から話を聞いたし、とにかく影になってやれることはやっている。動機は、「みんな一緒にいた方がいい」からだ。少なくとも、子どもらにとっては間違いない。

しかしそれにしても、あれ以来一定期間おきに追加ダメージが来るような出来事がちょいちょいあるので、ストレスに強いと自認する僕でも実は結構限界を感じ始めている。病気が原因なのはわかっているんだけど、あまりに嫁が一方的すぎて、僕はいったい何をしたらいいのか少しずつわからなくなってきているんだ。嫁は否定するけれど、絶対に僕のことを安パイと思っているだろう。正直、家族愛はまだ残っているので、嫁が申し出ない限りは離婚は考えていないけれど・・・今のところ。

こんな塩梅なので、どうにも体調がよろしくない。食欲はボチボチ戻ったけれど、あとがいけない。始終首や肩は凝りっぱなしだし、胃腸の調子も今ひとつ。ほぼ毎日どこかで胃が痛い思いをするせいか、ちょいと感情的に嫌なことがあったりすると、本当に胃がキリキリ痛む。この、「キリキリ痛む」というのが、アラフォーになってようやく体感する破目になるとは・・・トホホ。そして、ウッカリがちょいちょい出てくるようになったのが一番心配だったりする。少しでも気を抜いたら、僕は本当にメンタルの病に罹ってしまうだろう。

僕まで病んでしまうわけにはいかないので、この状況を何とかしたいと思っている。僕にとってベターなのは、たぶん離婚すること。しかしそれじゃあ、子どもらが悲しむ。奴らは離婚大反対だし(嫁がちょいちょいそういうことを子どもらに訊いている)、何より余程のことがない限り、「みんな一緒にいた方がいい」のだ。自分を犠牲にしようとは思っていないけれど、できるなら子どもらのことを優先したい。これは本当にジレンマだ。

僕がこんなになっても、今ひとつ嫁から逃れようとしない理由がある。僕はどうも嫁が、以前の、元気だった頃の嫁に戻ってくれることを心のどこかで期待しているようだ。しかし実際、もう10年以上メンタル疾患と付き合ってるし、年々酷くなる一方だ。正直、もう嫁が以前のような、僕に愛情を向けてくれた元気な嫁に戻ることはないと思っている。なのだけれど、辛抱強くケアしていけば或いは・・・という思いもまた抱いている。これが実現可能なことなのかただの幻影を追っているだけなのか、僕にはわからない。だけど、可能性があるのなら・・・とついつい思ってしまうのはたぶん、僕の悪いクセなのかもしれない。

ところで、嫁はどうして自分から去っていかないのだろう。嫁なりに僕らと一緒にいたい意思表示かと思ったけど、接している限りでは、僕に対してはもう愛情は残っていないようだ。だからといって、子どもらにベッタリなわけでもない・・・まあ息子のことはペットを愛でるように可愛がるシーンもあるけれど。僕に「離婚だッ!」と言わせて、自分は捨てられた被害者のようになりたいのかな、と邪推したくなる。まあ、大して重要ではないと思うので、これについては深く考えるのはよそう。

と、取り留めの無い文章を2000文字にも亘って綴ってみた。気が晴れるわけでもないけれど、何となく吐き出したかったんだ。コトがコトなので、滅多なことじゃあ他人に話せないんだ。これもツライ。話せないなら、せめて適当に吐き出すくらいしておかないと、病んでしまうような気がして。何をやっても相手に通じない、というのは本当に辛いことだ。ましてや相手が、好きで結婚した嫁となれば尚更辛い。病気のことはある程度までは理解しているつもりだけど・・・そろそろ何らかの手を打たなくっちゃあな。僕が病んでしまったら、子どもらはどうすればいいのか。誰が面倒を見るのか。こういうとき、婆さんがいたらなあ・・・と思う。残念なことに、ここ5年でどちらのバアバも天に召されてしまった。オカン、俺はどうすりゃいいんだ?・・・彼岸に母の墓参に行ったさい、つい墓石に向かってこんなことを呟いてしまった。いやマジで、そろそろ何とかしないとな。


さあ、ボヤくだけボヤいたら家事に戻ろう。雨続きで、洗濯物が溜まってるんだ・・・ちなみに今度の日曜は、僕の誕生日・・・生涯で一番最悪な誕生日になること間違いなし。

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