嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

うつ嫁の帰省に随伴する

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我が家ではここ数年、毎度夏休みシーズンに嫁と子どもらは帰省するというのが恒例行事になっている。僕は、仕事の関係で一緒に行ったことがない。空港まで送迎するのみ。旅に出られないのは残念だけど、一週間前後独り身を謳歌している。

帰省、と言っても行き先は厳密に言えば嫁の故郷ではない。小学生のとき一時親戚の元に住んでいたことがあるらしいのだけども、その親戚の住まいにホームステイしに行っているのだ。僕も遠い昔に一度(帰省ではないが)一緒に行ったことがあるけれども、よく覚えていない…

とにかくそんな事情なので、実質嫁の故郷と呼んでもいいと思うくらいの場所に行っている。滞在先で嫁は特に何をするわけでもなく、日々ノンビリ過ごしていることが多いそうだ。


そんな帰省に、今年は僕も随伴した。今回に限って、まとまった休みをもらうことが出来たからだ。嫁の親戚からも事あるごとに来い来い言われているし、いつかは顔を出さねばとは思っていた。だからまあ、いい機会だ。

なお旅の手配そのものは、毎年やっていることもあって嫁が自分でできたようだ。もっとも、親戚の元へ送る荷物やらそういったものは僕が用意する破目になったわけだけども。日常生活の面倒さを考えたら、軽いものだ。というか嫁は、僕が一緒に行くとわかった途端あとの準備は全て僕に押し付ける気満々だったようだ。

というわけで、嫁が「できた」といっても、できたのは飛行機の予約と親戚への連絡だけだ。残りの実務は、(特に出発当日の行動については全般的に)僕が引き受けることになった。いつものことなので、取り立てて問題ない。


そして、出発当日。朝4時出発を告知したはずだけども、嫁は2時くらいに帰ってきた。そのまま寝ないで出かけるつもりらしい。いったい、元気なんだかそうでないんだか、嫁はたまによくわからないことがある。

今回は旅客機に乗っていく。普段滅多に旅客機に乗る機会などない僕なので、嫁とは対照的にテンションが上がる。朝は弱いはずだけども、嫌でもテンションが上がる。これから僕にとって完全アウェーな土地に行くけれども、それでも空港へ行って旅客機に乗って雲の上に行けると思ったら元気が出る。こんなの、いつ以来だろう。

空港に着く頃には嫁が眠くて何もする気になれない状態に。もう、嫁は放置して僕は朝っぱらから空港で食べ歩きなどに興じていた。フライトまでちょっと時間が余ったのをいいことに、展望デッキに出て旅客機ウォッチングに興じたりもした。

現地に着いたら、嫁は突如元気になった。そういえば以前割とガチで話し合ったことがあるけども、嫁の親戚近辺に引っ越したらいいんじゃないかと。このとき、しばらくぶりにそれを思った。まあ、現実には子どものこととかあるのでそう簡単にはいかないだろうけど。なお、親戚どもは大歓迎の模様。


そこで数日間、嫁の伯母の家に厄介になった。この伯母は、嫁や嫁の父上がピンチになると上京してきて全てを取り仕切ってくれる頼もしい御仁だ。先ごろ、嫁の母上がお亡くなりになったときにも奔走してくれた。ちなみに嫁が小学生の頃過ごしたのは、この近所らしい。

帰省中は、特に嫁が体調不良になったり極端に躁になったりうつになったりすることはなかった。現住まいにおけるいくつかのしがらみから、一時的に解放されている。そのせいか、嫁は大変リラックスしたようだった。やっぱり、引越しの件はもうちょっと真剣に考えてもいいのかも…と思った。ここか、海外かいずれかに移住したら、嫁のうつは吹っ飛ぶのではなかろうか? 伯母さん宅の縁側でボケーッとしながら、僕はそんなことを考えていた。

特に何も予定がない日もあったが、そんなときは嫁と近所を散歩してみたりした。しかし、何故かパチンコに付き合わされる破目になった。僕が最後にパチンコに興じたのは20世紀のことなので、21世紀になって初めてイマドキのパチ台に触れたことになる。僕はアッサリ敗退して時間をもてあましたけれど、嫁はそれからなお1時間以上も打ち続けていた。最終的に「元は取った」とか満足げだったので、収支プラスで終わったのだろう。まあ、僕には向いてないや。


こうして何とか行って帰ってくることができたわけだけども、帰ってきた途端に嫁の具合が悪くなった。メンタル的なものではなく、どうも夏バテしたようだ。食欲がない、便通がはかばかしくない、だるい、などなど。体調的には、帰省はあまり意味はなかったようだ。けれども、メンタル的にはとても良かったのではないかと思われる。

以前、このブログに海外移住についてちょっと書いた覚えがある。たとえばグアムとかサイパンとか、英語圏で日本人に比較的馴染みのある場所に嫁を移住とまではいかなくとも、一月くらい放り込んでおいたらどうだろう?的な内容だったと思う。
嫁の故郷についても、おんなじことを感じた。いっそ、嫁だけでもあっちに住んでもらおうかと思うくらいだ。

なお嫁は帰宅した翌日、何故か深夜に170kmもクルマを走らせた。友人に土産を渡しに行くと言って出て行ったけども、たまたま残っていた走行記録を見てみたら、埼玉県中西部をグルッと回っている。聞いたら友人のナビで散々な目に遭った結果らしいけども…すぐ日常に戻ってしまったのは、わかっているけどちょっと悲しい。


あまりうつ病とか統合失調症とか関係ないネタになってしまったけども、嫁が住む場所についてちょっと考えさせられたのでダラダラ書いてみました。

ちなみに冒頭の画像は、羽田に戻ってきた際搭乗機のすぐ上を飛んでいった旅客機を慌てて撮影したもの。やっぱり空港は、いいねえ。空港メシも美味しかったし…僕も、空港で住み込みで働きたい気分だ。掃除でも何でもやるので…

うつ嫁 最近の交友関係が不明。

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さて。
僕は夏場が苦手だ。というのも、暑さと湿気特に後者が本当に苦手なのだ。

ということで、梅雨明けに差し掛かり体力的に非常に厳しいシーズンの到来となる。幸い仕事柄水分をジャブジャブ摂ることができる環境なので、世間で言う熱中症の心配はそうないと思う…


さあ、タイトルの件。今回も、そうネガティブな話でなくてすいません。

近頃(最近滅多に顔を合わせないのもあって)嫁の行動が今ひとつ信用ならないというか何と言うか。まあ問題を起こしてくれなければそれでいいのだけれど、とにかく不信感というものが僕を覆っている。

タイトルは、その原因のひとつだということに最近気付いたもの。
最近嫁の遊び相手や友人として出てくる登場人物が、さっぱりよくわからない。嫁とは言えど他人なので、どこの誰かを細かく知る必要はない。それにしても、どんな人間とツルんでいるのか、よくわからない。

これを不信感の原因としたのは、一応根拠はある。
嫁が最近ツルんでいる友人の一部のせいで、嫁がすっかりパチンコを趣味としてしまったこと。個人的にパチンコの類いは大嫌いなのもあるし、それに今の嫁がハマッたらどんだけお金を突っ込んでしまうことか(実際、僕に隠れて何万もスッたことがあるらしい)。まったく、余計なことをしてくれたと思う。ちなみにその友人については、呼び名しか知らない。

以前はもうちょっとわかりやすい人間関係だったと思われる。昔からの知り合い・所属した職場の友人・ご近所さん・ママ友・フィットネス仲間などなど。特にフィットネス仲間は集団で旅行することもあったりと、なかなか楽しそうにしていた。
最近はこうした既存ジャンルの知り合い・友人とは離れているようだ。今はもう、所謂ママ友というのは嫁にはいないんじゃないかな。子どものことを放置しているくらいだし。

上述のように、嫁の交友関係について僕が細かく知る必要はない。逆に僕がそこまで突っ込まれても不快だし。その辺は別にいいのだけれども、おかげで近頃嫁がどこへ遊びに行っているかもわからないことが増えた。また、急に「週末○○ちゃんとTDR行ってくる」などと報告されることも。まあ、今は日常嫁がいなくても何ら変わりないというのが唯一の救いか。とにかく出先でトラブルを起こしてくれなければ、それでいい。

この不信感の理由については、嫁に伝えてある。伝えたときは、「誰がそれで、あれがこういう人物で…」と長文メール(僕はLINEをやっていない)が届いて驚いたけども。
一方僕はこんな日常生活を送っているので、今や友人はひとりもいない。所謂「ぼっち」として日々生活している。そんな、遊んでいる余裕なんてないさ。

交友関係が不明なことで不審に思うのもそうだけど、嫁が何かやらかしたときに駆けつけるのが遅れる/駆けつけられない事態になるのが一番懼れていることかな。これは嫁にも過去実績があるので、こういった心配は多分、嫁と一緒にいる間はずっとなくならないと思われる。



余談だけれども、最近入院していた父親がようやく退院した。先月下旬から約1ヶ月入院していたけれども、どうやら手厚い病院だったらしく暮らしは(入院中にしては)かなり快適だったようだ。僕と兄が事あるごとに病院へ出向き、見舞ったり先生に話を聞いたりしていたけれど、それもとりあえず終わった。

そもそも糖尿のクセに好き勝手食べていた結果なので、まあ親父の自業自得かな。しかし反省したらしく、今後はケアマネージャー(と病院では聞いた)と相談して、自宅にも訪問してもらって生活を建て直していくらしい。まあ、いいキッカケになったんじゃないかな。

親父の入院中、息子を連れて行った。けれども病院が、院内感染防止の観点から小学生以下の面会禁止だったので、息子を退屈させてしまった。まあおかげでオモチャをゲットしたからいいのかな。なお、嫁は一切関知せず。一応この話も伝えたけれど、特に関心を示すことはなかったかな。まあ、そんなもんか。

週末に実家へ行き、親父の様子を見てこようと思う。母は4年前に他界しているので、親父は老人の独り暮らしだ。食事にも気を遣わないといけないし、こういうのは最初が肝心だ。
子どもらを連れていこうと思ったけれど、その日の予定は4者4様だ。息子は近所のお祭へ、娘はライヴへ。嫁は、確かその日はお泊りでお出かけだったと思う。まあ、そんなもんか。

うつ嫁太って機嫌甚だ悪し。

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今回はしばらくぶりに、別段ネガティブな内容ではない。不幸な話のほうが盛り上がりそうだけど、そうでないことを最初に記しておこうと思う。


嫁が激太りしたといって、機嫌が悪い。いや確かに、今年の嫁は明らかに、そして今まで見たことがないくらい肉がついたと思われる。でも僕はガリよりはポッチャリの方がいいと思っているので、特に指摘したことはなかった。ウッカリ虎の尾を踏んでも困るし。

ウチの嫁は、身長が確か153cmとか。体重はここ最近まではずっと40kg台前半をキープしていたように思う。それは本人も気にしていたし、定期的にフィットネスに通っていたのもあるだろう。うつ病になると体調や薬の関係で太りやすくなることもしばしばあるらしいので、特に神経を遣っていたようだ。

しかし、今年に入って夜遊び(?)が増えたのと比例して、体重も増えていったようだ。そして先日、とうとう大台に乗ったようだ。つまり、50kgを突破したとのこと。どうりで最近、目に見えて太ったと思ったよ。ちなみに嫁は、45kg超えると騒ぎ出す。ここのところ五月蝿いなとは思っていたけど、まさかの大台突破に僕もビックリ。そんなにガッツリ食べる人間じゃないんだけどな。

機嫌が悪いだけならともかく、こうなると訳のわからないことをやりだすのが今の嫁だ。
大人しくダイエットに励むかと思いきや、何だか脂肪を注射で抜くとか何とか(所謂「脂肪吸引」ではないらしい)言い出して、実行してきたらしい。それですぐ目に見えて効果があればまだしも、数日経っても見た目に変化なし。だからやめとけと言ったのに…というわけで、一層機嫌が悪い。こういうときは、息子を宛がって逃げるのが一番。すまん、息子よ。

深夜から朝方に帰ってくるらしいことが増えたせいか、嫁の生活パターンは昼夜逆転してしまっている。これでは普通の食事を摂っても太りやすくなるわけだ。大人しく、フィットネス通いを再開すればいいのに。しかしこのごろの嫁は、一度興味がなくなると本当に放置するようになった。なので、以前嫁がやっていたこと…庭の手入れとかそういったことも放置。なので、僕がやる破目になる。先日の衣替えもそうだ。おお、もう…

これにかんして、僕は一度嫁の主治医の先生に相談しようと思っている。最近ご無沙汰なのでわからないけれど、たぶん嫁は夜中に出歩いているのを先生に言っていないと思う。治療やら薬の処方やら何かの足しになるかもしれない。ちょっとそこは考えてみる。


さてさて、ここまで嫁が太った云々について記してきたけれど、だからと言って僕の生活に何の変化があるわけでもない。相変わらず、仕事と家事に追われているだけだ。というか、よりハードになっているかもしてない。先日は、午前中人間ドック→午後授業参観→夕刻食料品の買い物→夜間父親の見舞いと、息をつく間もないくらい忙しい日もあった。(人間ドックは無理にしても)ひとつでも嫁が手伝ってくれたらなあ…と思わないでもないけども、それは無理な願いだ。多分、ジャンボで1000万程度当選するのと同じくらいにはむつかしいんじゃないかな。知らないけど。

ということで、しばらく意図的に嫁に会うのは避けた方が良さそうだ。近頃は滅多に顔を合わせない分、たまに会った時は猛烈に話を聞かされる。深夜になり僕がようやく寝ようと思ったときだったとしても、だ。まあ、それで嫁の機嫌がいいなら問題ない。それより、来世はもうちょっとマシだといいなあ…と切に願うよ。

ああ、嫁がまた変なことにお金を突っ込まないように気をつけなくては。上述の注射も、何万かしたらしいし…上手い具合にお金を取り上げる方法はないものか、悩みは尽きない…


今回は以上、別にそうネガティブでもない話題でした。
これから家具を組み立てて寝よう。明日も仕事だ。頑張ろう。

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