嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

僕の好きだった嫁は、もういない。

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気がついてしまった・・・思えば、今の嫁は別人だ。
女々しい内容だけど、僕の思いを記録しておこうじゃあないかw ついでに副産物も出てきたし・・・

僕の好きだった嫁がいない

僕の好きだった嫁は、確か働き者だった。無茶しがちなのが珠にキズだけど、自分の仕事に誇りを持っていた点、僕はとても尊敬していた。また、自分も仕事を持っていて忙しいだろうに家事もしっかりこなし、自宅は常に片付いていた。僕が出張る必要もないくらいに。

僕の好きだった嫁は、色んな意味で堅実だった。お金にかんしては、ザルな僕をフォローするようなカタチで管理し、自分の稼ぎの大半を貯蓄にまわしてでも貯めていくスタイル。僕はそんなこと到底できない性質(たち)なので、これもまた尊敬していた。

僕の好きだった嫁は、優しかった。僕が仕事等でヘコんでいるときなど、必ず言葉をかけてくれた。どんなに僕が忙しくて午前様を繰り返しても、文句ひとつ言わずに声をかけてくれた。自分も忙しいくせに、僕のことをよく見ていてくれたと思う。対して僕は、あんまり嫁のことを見てやれていなかった。今でも反省しきりである。八方美人と揶揄されることもあったようだけど、周囲に気配りできる嫁を僕は尊敬していた。だから友人も多かった。

僕の好きだった嫁は、色んなことを器用にやっていた。庭を季節ごとに飾ったり、子どもにお弁当など手作りのものを持たせ、僕にもお弁当を作ってくれていた時期もあったな。さすが保育士&幼稚園教諭だと思う。

僕の好きだった嫁は、ウソをつかなかった。そりゃまあ人間だから、軽いウソくらいはつくだろう。それに、「知らぬが仏」という言葉もあるとおり、時には敢えて黙っていた方がいいこともあるだろう。それにしたって、僕を騙すような深刻なウソは一切つかなかったと思う。嫁は元来正直で素直な人間だった。

僕の好きだった嫁は、僕を裏切らなかった。僕のような出来の決してよくない人間を、ちゃんと愛してくれた。僕もそれを励みに頑張ってくることができた。思い出補正もあるかもしれないけれど、嫁は僕のことを心から信頼していてくれたと思う。もっとも嫁曰く「信」以上に「頼」の部分が大きかったと。まあ、根が甘えん坊なのでしょうがない。僕を差し置いて、不特定多数の野郎どもに股を広げるような真似をする女では、絶対になかった。

僕の好きだった嫁は、僕を本当に愛してくれたと思う。かわいい女だった。僕もそんな嫁が大好きだった。途中すったもんだあっても、基本的にはこのまま仲良しで歳を取っていけたらな・・・とは思っていた。あちこちに、嫁の愛情を感じることができていた。だから僕は、頑張ってこれた。

そして現実。

さて、今僕の嫁として存在している女はどうだろう。メンタル疾患を経て、すっかり別人になってしまったようだ。もっとも、根本的な部分では少し嫁の面影が残っているとは思うけれど・・・にしたって、上に列挙した要素が全て、今はない。うつ病にしても統合失調症にしても、メンタル疾患はここまで人を変えてしまうものなんだと驚愕する。夫たる僕を拒絶する一方で、カネ次第で誰にでも股を広げるゴミのような存在(本人弁)になってしまったのは、非常にきっつー。悲しすぎて涙も出ない。

そしてその女は、傍若無人になり日々夫たる僕が嫌がることばっかりやっている。僕はそれでも、そもそもはこんな女じゃあなかったんだと思っていた。けれど、年月を経るにしたがって、かつて僕が愛した嫁の要素は姿を消していっていた・・・いったいいつから、僕に好きだった嫁はいなくなってしまったのだろうか。僕も忙しかったこともあり、判然としない。

僕の好きだった嫁は、今はもういない。それに気づいたとき、僕の中で合点がいくものがあったと同時に、何かが音を立てて崩れ落ちるのを聴いて感じた。数日前、エントリタイトルに対してZARDの「君がいない」みたいだな・・・なんてセルフツッコミをしていたけれども、心境はあの歌に近いものがある。歌が示すとおり、あの頃の二人はもう、いないのである。何だか非常にさびしさが込み上げてきて、当時の嫁に会いたくなってきてしまった。きっつー。

これからの嫁との接し方のヒントを得る

ここ1ヶ月ちょいほど、僕は常々「嫁がいなくなってしまう気がする」と大いに不安だったけれど、実は既にもう、いなくなっていたということになる。じゃあ、この大いなる不安感はどうしてくれるんだ(憤怒) 何かどうりで、嫁といくら語ってもチュウしてもハグしても、何か物足りないものを感じていたんだ・・・これから、嫁にどうやって接していこう? 変にベタベタしようものなら拒絶されるし(嫁は、性的な意味で僕のことが嫌だそうです(号泣)。でも、カネ次第で(ry))、あんまりわざとらしいと機嫌を損ねるし・・・

ところで、僕はここであることを思い出した。
うつ病やその他メンタル疾患の人に、何かを求めたり期待したりしちゃあいけないとどこかで指摘されたことがある。僕は知らずのうちに、かつて好きだった頃の嫁を重ねて今の嫁に色々求めてしまった部分があったと反省した。期待もしてしまっていたと思う。今の嫁には無理なことだろうから、嫁もそれに応えられなくって苦しかったろう。そこは反省しなくっちゃあならない。

僕はそれを思い出して以降、嫁にはハッキリと告げてある。何も求めないし期待もしない、と。嫁曰く「そんな嫁で申し訳ない」と言っているが、真に受けないことにしている。だって、そうは言っても僕が嫌がっていることをやめないじゃあないか。今の嫁には、他人を思いやるとかそういうことができない。だから、真に受けないでいる。実際、今の嫁が心底反省しているのを見たことが無い。

どうもね、往時の嫁のイメージというのが意外と離れていなかったらしく、今の状態の嫁にも同じことを期待しちゃうんだよね。これ、新たな問題点かな。僕も無意識のうちにそうしてしまっていたので、策はこれから練らなくっちゃあならない。じゃあないと、嫁との接し方に支障が出てしまう。嫁とは表面上だけでも無難に過ごしたいので(もう全力で愛するのは諦めた(早ッ))、できることはしてあげるつもりである。さーて、どうやっていこうか。



と、取り留めの無い文章をダラダラ並べてしまったけれど、これはある意味嫁との距離を取るいい機会かもしれない。僕も色々あって精神的にダメージを負っているし(ベルトの穴がひとつ縮まった(歓喜!)くらいには痩せた)、子どもらのためにも僕がここで倒れてしまうわけにはいかない。かといって、以前のように放置してしまうとまた大きなバクダンを落とされかねない。嫁とは適度な距離を取って、僕の逃げ場を増やしておくのもいいかもしれない。

というわけで、僕に好きだった嫁は既にいなかった・・・ということを述べたいだけのダラダラした文章でございましたw 何か、とても寂しいんだけどね。しょうがないね。さあ、元気だしてゆこう~←今の僕のテーマソング♪ ああ、ヒトカラ行きたい・・・

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