嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

【最終回】うつ嫁と離婚することになりました。

タイトルのとおりです。
多くは語る心境ではないのでダラダラとは書かない。
けれど、結婚約19年にして僕らは離婚することになった。

嫁が「別れたい」と言い出した。
僕にもちろん至らない点が多く、そのことを責め立てられた。
そして一番利いたのが、「情がなくなった」の一言。
長い間僕に張り詰めていた何かが切れた。

その後も財産分与がどうのこうの、調停がどうのこうのと連日のように話してくる。
からしてみたらいきなり!なのだけれど、嫁に言わせれば我慢の限界なんだそうだ。

僕は家族、夫婦というのはそのたくさんの我慢を飲み込んでいくものだと思っていた。
僕だって嫁にたいして不満のひとつやふたつ、ある。
浮気もされたし、遊ぶ金ほしさに勝手に風俗で働かれたときは本当に折れた。
それでも、この人の最後を看取ろうと決めていたのでここまで生きてきた。
しかし、それももう終わりだ。

嫁は年々病状がひどくなるけれど、主治医の先生のスタンスは「出た症状に対して薬で何とかするだけ」である。
なので、ここから嫁がよくなるとは考えにくい。
けれど、嫁は入院や転院を嫌がっている。強制させるわけにはいかなかった。
今にして思えば、それがそもそもの失敗だったのかもしれない。
嫁は年々正常な思考ができなくなり、より自分勝手により短兵急になった。
以前、僕の愛した・愛された嫁はもういないんだ…と愚痴ったけれど、それは本当なのかもしれない。

何をどうしても、もう僕らが元に戻ることはない。
うつ嫁との記録というか僕の独り言をここに綴ってきたけれど、それはもう意味が無い。
なので、ここで最終回とさせていただきます。
参照される方がチラホラいらっしゃるみたいなので、ブログは削除せずそのままにしておこうと思います。とりあえずは。

今まで築いてきたものが一瞬で崩れ去るということを、よーく理解しました。
当ブログをご覧になったみなさん、コメントをくださった皆さん、本当にありがとうございました。

うつ嫁夫からの近況報告。

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気がついたらもう1年の折り返し地点。
思えばこのブログも、春先以降更新してなかったw
まあ、クッソ忙しかったからしょうがないね…

というわけで、春先から最近までの出来事のうち、大きなことだけでもダイジェストで振り返っておこうかな…などと思った。最後の更新が4月のアタマだから…父が亡くなった直後くらいからか。思い出しながらまとめてみようか。

嫁は結局すい臓がんではなかった。

最後の記事で、嫁のすい臓がん疑惑について触れた。

結果から言えば、すい臓そのものに問題はなかったみたいだ。ただ、ガンといえば子宮頸がんの危険はずっとあるので、これで安心というわけではない。むしろこれから歳を取っ手からの方が大変なんじゃあないかと思うくらいだ。

何となくだけど、介護という文字が浮かんできたような気がする…

息子、中学入学

これは普通によいニュース。
ウチの息子がこの春、無事中学生になった。と言っても、特別支援学級なんだけども。

説明会や保護者会等で思いのほか学校へ行くことが多く、また特支独自のメニューなんかもあり、思った以上に最初は大変だったなあ…

なお、息子は中学入学を機にピアノを習い始めた。
6年生の後半あたりに学校でピアノを弾いて遊んでいて興味が出たらしい。小学校卒業と同時に卒業した水泳に代わって、息子の新しい習慣となった。

父の死後の遺産整理

3月の終わりという、世の中が忙しいときに親父はひっそり亡くなった。
前にも書いたけど、僕と兄とで主のいなくなった実家の整理に取り掛かった。

これがまた面倒なことになり、長引く予感。
僕らには妹がいるのだけど、半ば音信普通。相続といえば相続人全員が揃ってないとかな~り面倒なことになる。おかげで、たぶん最終的には弁護士に頼むことになると思われる。

嫁父、緊急入院する

上記作業のために、4月のある日僕は兄と会っていた。
そうしたら、夜もいい時間だというのに嫁父の知人から電話があった。

「お義父さんが入院したから来てくれ」

夜もいい時間だったけれど、僕は早速病院へ向かうことになった。
嫁父は、実家に近い総合病院に担ぎ込まれたようだった。
到着してもなかなか嫁父に会えず、何だかんだ終わったのは午前2時頃だった…

翌日そのまま入院が決まり、色々と手配したり病院スタッフや主治医の先生の説明など、僕がやることになった。もちろん、嫁はこの際役に立たない。まあ、しょうがない。

肝心の症状や病名なんだけど、これが判然としない。結局よくわからないままだったような…?

なお嫁父の入院は5月末で終わり、現在はリハビリ専門の病院に入院中。当初あまりに言語不明瞭であり起き上がることもできないくらいだったので、言い方は悪いがそのまま介護生活に入ってしまうんじゃあないかとヒヤヒヤした。だけど、リハビリは順調のようだ。

うつ嫁、精神障害者1級に

先ごろ、嫁が障害者手帳を更新した。
そして、精神障害者としての等級が1級になってしまった。

基本的に手続き等は全くできない嫁だけども、薬をバッチリのんでかなり調子がよいときであれば、自分で行動できる。働くこともできる。そんな嫁がどうして等級UPになったのかといえば、飲んでいる薬の種類と量に起因するらしい。

この夏、嫁はおじの死去を知ることになる

この正月、嫁のおじ(伯母さんのダンナさん)がお亡くなりになった。
それなりに高齢で、しかも近年は痴呆が進んでいた。それがどうしたことか、詳細は聞いていないけれどお亡くなりになったらしい。

僕はこのことを、嫁父(まだ入院する前)から聞かされた。
嫁に対しては、時が来るまで伏せておけ、とのこと。
嫁は人の死というものに対して敏感すぎる。それを思ってのことだろう。

この夏、その伯母がこっちにやってくる。
そのときに事実を話すと言っていたけれど…嫌な予感しかしない。



以上、大きな出来事のみになってしまったけれど…うつ嫁の夫の近況報告でした。

【悲報】うつ嫁が膵臓がんで死ぬかもしれない。

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さておよそ1ヶ月ぶりの更新だ。
その1ヶ月の間に、よくない知らせばっかりだ。

まず僕の父が死んだ。
状況は老人の独り暮らしで定かでないことは多いけれど、おおよそ心臓疾患だったとのこと。訪問介護の人に発見されたが、その時は既に死亡していたらしい。その日から僕と兄は、今に至るまで親父の後始末に奔走している。

そして嫁だ。
少し前まではそんなに絶不調な様子でもなかったけれど、ここ数日オチていた。終いには背中が痛いと言い出した。ならばと病院へ行って血液検査をしたら、果たして膵臓にまつわる数値がおかしかったらしい。取り急ぎ検査を入れられたところを見ると、どうやらマズイことであるのは僕にでも推測できる。膵臓がんの可能性がかなり高いみたいだ。

親父の後始末で忙しいところへのこの知らせは、(嫁は悪くないけども)僕を肉体的精神的に追い討ちをかけるのに充分だった。僕は今日、用事から帰宅したら身体に力が入らない。しょうがないからブログでも書いて気分転換・・・と思って更新を始めたけど、こんな話しか書くことができないのが悲しいところ。

聞くに、膵臓がんというのは見つかったらその時点でもう手遅れながんだというではないか。僕もうっすらとそういうことは知ってはいたけれど、まさか身内に出ることになるとは・・・嫁はずっとホワホワしているし、もう自分が死にゆくことしか考えられていない。僕も、何も希望が見出せないものだから何をしていいのかわからない。なんてこったい。他の部位ならいざ知らず、よりによって膵臓とは・・・本当に何も希望を見出すことができない。

嫁まで僕を置いていくのか。子どもらがいるからまだ僕は旅立つことはできないけれど、僕の人生はいったい何だったのかと疑問に思ってしまう。でもまあ、それだと子どもらのことを否定することになってしまうから、思い直すとしよう。にしても、この遣る瀬無い感じは何だろう? いや、僕の人生云々よりも、嫁の人生っていったい何だったんだろうな・・・こればっかりは不憫でならない。

それにしても、何もする気力が起きない。身体に力が入らないんだ。こうして座って文字を打つことくらいはできるけども、それ以上は何もしたくない。まあ、やることはいっぱいあるから何とかこなすけれども。悲観的だとは思わないけど、今僕には絶望しか見えないんですがそれは・・・

ともあれ、今のうちに覚悟を決めておかなくっちゃあならない。辛いなあ・・・

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