嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

うつ病の嫁に説教!

僕ら夫婦は、たぶん滅多に喧嘩・言い合い等しない方だと思う。
これは病気云々抜きにして、結婚してからずっとそんな感じだったと思う。
嫁に説教なんて記憶にないし(あったらごめん)、そんな偉そうなことを言うほど僕は有能ではない。

とはいえ近年は、僕が若干疲れてきたというのもあるだろう。
嫁と険悪な空気になることが少々出てきたと思う。
だから息子に「離婚しないでネ☆」とか言われてしまう。反省。

さて、夕べ嫁に会ったので(何だか変な表現だけど)、ちょっと説教(という程のことでもないかもしれないけれど)をした。


ウチの嫁は、予定が決まらないと動けない人間だ。それだけに、手帳はずっと持っているし予定はしっかり書いている。これは幼稚園教諭時代からの習慣らしく、常にスケジュールがビッシリ書いてあるようだ。
誤解のないように一応言い訳しておくけれど、僕は嫁の手帳やスマホなど、プライベートには立ち入らないようにしている。僕が嫁のスマホをいじることがあるけれど、それは嫁に頼まれて何かしら操作するとき。もちろん、嫁のパスコードなんて知らない。それはお互いさまだ。

予定を決めたがるのは、うつ病になっても変わらない。
しかし問題がある。それは、予定を言うなりカレンダーに書き込むなりして明示しないことだ。なので、たまに行方不明になることがある。嫁はあまり電話に出ない性質なので、行方がわからなくて困ることがある。
働きはじめた今月は特にそれが酷く、僕としてはいつ帰って来るかわからないから一応ご飯を作っておく。しかし嫁は帰って来なかったりする。こういうのは、ちょっとしたイライラの積み重ねとなる。何より、ご飯勿体無い・・・

このごろあまり嫁と会う機会がない(やっぱりこの表現はおかしいな)からなかなか話す機会もなかったけれど、この辺について説教することになった次第。
以前から指摘してはいたけれど、あまりにやらないので業を煮やして強く言っただけなんだけどね。それで僕や子どもらがどれだけ困るか、心配するかを指摘した。「急な予定が入ったりするから、いちいち言ってらんない」というようなことを言うので畳みかけたけれども、そうすると嫁は「どこまで信用されていないんだ」と轟沈してしまった。おいおい。

正直、僕は今の嫁を信じるということはできない。いや、そうするわけにもいかないので。
というのも、過去に嫁は何度か重大なやらかしをしている。自殺未遂を繰り返した時期には、僕は警察・消防・医師に怒られるし近所に頭を下げて回った。クルマを大破させればやれ保険だの警察だの修理だのと立ち回らなくてはならない。倒れて運ばれたと聞けば、とりあえず子どもらのことを何とかしつつ大至急その病院に向かわなければならない。
以上、敗戦処理投手ばかりこなしてきているので、嫁を疑うというか基本的に考えうる全方向に対して守備範囲を広げて対策をしておかないとならない。なので、嫁に勝手に動かれると困る。できれば、(行先や内容の詳細は問わないので)予定は全て知らせておいて欲しい。見えない敵を相手にするより、見える方が対処しやすいのは当然だからね。いやー結構対策するだけでも神経遣うんですよ。要するに、心配だっつーの!言わせんな恥ずかしい…


というわけで、結構ガツンと言ってからの嫁轟沈。どうも嫁的には、そこまで言われるとは思っていなかった模様。なので、当然フォローせねばならない。これに時間がかかり、一晩明けて本日非常に寝不足なり。

しかしさすがに効いたらしく、ふとカレンダーを見たら予定がビッシリ書き込まれていた。ああよかった。嫁のこの部分はまだ崩壊していなかったんだ、と勝手に安心した。これで、子どもらに「今日ママンはどこ行ったの?」と訊かれてもすぐに答えることができる。余った嫁の分のご飯を残飯処理しなくて済む。だいたい行先と目的の見当はつくことばかりなので、余程急に体調不良にならない限りは平気だろう。なお三日坊主の模様・・・

どうも僕は色々と心配「症」らしい(昔愛読していた『お父さんは心配症』という漫画を思い出したのでこう表現してみた)。思えば持論が「取り越し苦労で済めばそれはそれでオーライ」というものなので、これは死ぬまで治らないんだろうと思う。とにかく嫁の行動を監視することなく可視化できるようになったので、それだけでだいぶ心配量は減ったと思う。何しろ嫁だけでなく、子どもらも色々心配なもので。昔はこんなでもなかったので、結婚以降身についてしまった要素らしい。


なお、僕はどうやら風邪を引いたようだ。ここ数日、変なクシャミや鼻水が出だした。
しょうがないので、趣味等は今週お休みして仕事と家事を最低限頑張ろう。そして、よく寝ようと思う。

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