嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

僕のうつ病に対する概念

すっかりご無沙汰してしまった。
嫁がちょっとした症状で(メンタルとは関係ない)病院をハシゴする破目になってしまい、今週は無駄に忙しかった・・・


気が向いたので、今回は私のうつ病に対する概念というか、まあ考え方的なものをダラダラ書いておこうと思う。


うつ病は、脳の防衛機能過剰現象

うつ病だけでなくメンタル疾患全般に言えることかもしれないが、メンタルの病は脳の病と言われている(らしい)。
うつ病はまた、気分障害とも言われる。これらは脳に備わっている防衛機能が発動した結果だと僕は思っている。
なので、他のメンタル疾患はいざ知らず、うつ病に関しては嫁を見ていてもわかるが、ごく正常に脳が機能している結果つまり病気なんかではない、というのが僕の考え。まあ医師でも専門家でもないから大きな声じゃ言えないけど・・・

なら何故気分や調子や体調が落ち着かなかったり、身体のあちこちにも症状(頭痛や肩凝りなど)が出たりなど、本人の意志とは無関係に苦しむ破目になるのか。
これについては、脳みそが「いいから休めよ」というメッセージを発している結果だと僕は解釈している。もちろん、上述のように私は専門家ではないので何の根拠もない。自分と嫁を見たり感じたりした結果、そのような解釈に辿り着いただけだ。

じっさい、主治医の先生もとりあえず現在困っている身体の症状にたいして薬を処方するが、基本的には本人を何の疲労もプレッシャーもない場所に置いて、緊張や疲労、ストレスから解放してやる生活環境をプレゼントするのが一番の治療法だとおっしゃっている。

以上のことから、個人的には脳の病気などではなく脳の防衛機能の一環だと思われる。


嫁はうつ病になる素質があった?

さらに、これも自前の適当な解釈だが、うつ病は真面目な人がなりやすいと聞く。これもまた、真面目ゆえに適当なガス抜きが出来ずに疲労やらストレスやらが溜まり、脳から非言語の警告を食らいやすいのではないかと推測している。

ウチの嫁に限っていえば、他人に嫌われまいと八方美人に振る舞いエネルギーを遣っているうえに、冗談が利きにくい融通の利かない性格である。それから、情に脆く人の死に対して過剰に反応する一面もある。人間関係にもみくちゃにされて落ち込むことが多いので、まあ乱暴な言い方をしてしまえば、なるべくしてうつ病になったとも言える。
(上述のように僕個人はうつ病を”病気”とは捉えていないが、便宜上”病”という表現を使う

ちなみにウチの嫁は、未来よりも過去を気にする性質(たち)だ。これもよろしくないと思われる。
何故なら過去とは、既に終わったことでもうどうしようもないからだ。覆水盆に返らず、と言うではないか。
これは性格の問題なので、どうしようもないと言えばどうしようもない。しかしそれでは、嫁はうつ病から脱出できないだろう。

嫁はもう現時点でうつ病と診断されてから8年ほど経過している。これは多分、長い方なんだなと思われる。こう長引くのも、嫁の性格も影響しているものと僕は考えている。


これは全て、僕の個人的な考えです。

うつは病気ではない、などと書いてしまうのは誤解を生むことになりかねないので、実はちょっと躊躇われた。
が、うつ病しかも長い期間闘病している嫁を持つ身として、敢えて考えを綴ってみた。
病気ではないとは考えているが、うつ病が病気かどうかなどというのは、実はどうでもいい。
何故なら、どちらであっても今の嫁は本人にとって望ましい状況でないことには変わりはないからだ。

つまり、問題はどうしたら嫁本人が今の状態を脱し望ましい状況に向かっていけるか、だ。
嫁はすっかり「自分が病気だから」という、自らの固定観念を強化するような言い方をしてしまっている。
病気かどうかなんて問題ではない。どうしたら、今日より明日、明日より一週間後の嫁が今よりよい状態望ましい状態になることができるかどうかである。
そして、医者に通っている以上は先生から「もう来なくていい」と言われることが、ゴールのひとつとなるだろう。
僕も嫁も、これを目指して日々を過ごしている。




書いていて最後の方は考えでも何でもなくなってしまったが、ともかく僕のうつ病の捉え方はこんな感じ。

.