嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

うつ嫁の夫の息抜き。

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そうだ、羽田へ行こう。

ある日曜日、急に思い立って羽田空港へ飛行機を観に行った。
うつ嫁の世話と後始末に従事する夫の、目下最大の息抜きかもしれない。
なお画像は、このとき初めて行ってみた国際線ターミナルより撮影したもの。


毎年このシーズン(9~11月)というのは、家庭的にはとても忙しい。
子どもらの運動会から面談等学校の秋イベント(今年は息子の宿泊教室もあった)・地元のイベント・役所での諸手続き・家事(草むしりや衣替え等)などなど、家事雑用に最も忙殺されるシーズンだと言える。

特に今年は、娘が受験生ということで面談やら模擬試験やら、それにまつわるイベントが多い。しかも娘は「特に行きたい(行ける)学校がない」とか言い出して、全く勉強をしていない。これは僕にとって頭痛のタネだけども、実際やるのは本人なのでどうしようもない。

そして、嫁は相変わらず深夜を中心に家を空けている。しかし家庭的な雑用に追われているので、どうも嫁を放置しがちになってしまう今日このごろ。いやそもそも、嫁が機能していればこんなには忙しくならないはず・・・言ってもしょうがないか。


ざっくり書くと、だいたい現状上記のような環境だったりする。
僕はといえば、悪いことばかりではなく、限られた時間で物事をマルチにこなさなくてはならなくなったせいか「決定的な体調不良にならなくなった」「アタマより先に身体が動くようになった」「メモ魔になった」など、悪くない副産物もある。人間、案外慣れなのかもしれない。

それにしたって、たまには息抜きくらいしたいものだ。
その日は、前日うたた寝からの爆睡をしてしまい、片付けもせず風呂にも入らないまま朝を迎えてしまった。急いで各種ルーチンをこなし、息子のための縫い物をしていたのが正午前。

急用ができて、実家の親父のところに行くことになった。
思えばひと月ほど前に旅行の土産を受け取りに行って以来、親父のことは放置していた。
特に電話もしてこないし、用事がてら様子を見てくることにした。

その用事もアッサリ済み、親父も元気そうで問題ない。
買い物に連れていってやろうとしたけれど、「特に買うものはない」と言うのでそのまま実家を出てきた。そして、時間が余った。

そこで、空港へ行くことを思いつく。
思えばここのところの空港訪問は、何故か天気がよくないことが多くて満喫できていなかった。この日はいい天気。ちょっと風が強かったけど、意を決して出かけることに。
なお、息子は「ゲームする」と言って不参加。娘がついてきた。

個人的には、空港なら成田へ行きたかった。けども、ちょっと距離的に時間がかかる。それか横須賀に護衛艦を観に行って海軍カレーを食してくるのもいいと思っていたけれど、思いついたのが午後3時前とか。ちょっと遅かったかな。

というわけで、夕暮れどきの羽田空港へ散策&旅客機ウォッチングに出かけてきた。


僕も娘も、空港は好きだ。行くだけでテンションが上がるし、空港メシは美味しいし飛行機はいっぱい飛んでいて見飽きない。この辺は娘と気が合うので、楽しむことができた。まあ娘は旅客機ウォッチングにはそれほど興味はないので、ちょっと退屈したかもしれないけども・・・

嫁はネイルが何とかと言って出かけたきり、帰ってこない。息子ひとりに留守番を頼んだけれど、奴の大好きな焼だんごを置いていったのでたぶん大丈夫だろう。暗くなってから家に電話してみたけれど、息子が「適当にごはんを食べる」と言っていたので、僕は娘とラーメンを食べて帰った。もちろん、グッズも買わされたけども(爆)

とまあ、今回は嫁の話でなくて僕の話。
忙しいけど合間を縫って何とか遊んでますってことを伝えたかったので・・・

うつ嫁をイベントに連れて行くむつかしさ

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秋は忙しい。
個人的には、仕事では秋冬対応のために作業が増加する。家庭では、子どもの学校行事&季節イベントそして再び衣替えの悪夢が予想される。他にも、「蚊が出なくなったら本気出す」と言ってサボっている草むしりなんかも実行しなくてはならない。もうハロウィンは過ぎるから、草ボーボーの我が家を見て「ホーンテッドマンションだ」なんて笑っていられないな。クリスマス装飾くらいは、やっておこうかなと思う今日この頃。


そして表題の件。もしかしたら、過去にもおんなじようなネタを書いたかもしれない。いちいち確認するのも面倒なので、被ったらゴメンナサイ。

ウチの嫁は、ディズニー好きである。これも、たぶん以前どこかで触れたと思う。ミニーのパレード画像をUPした記憶があるので・・・ 
ともかくその影響で、年に1~3回程度、我が家は家族揃って東京ディズニーリゾートへ出かけるという習慣がある。どのシーズンでも行く可能性はあるけれど、主に夏とハロウィンはほぼ確実に行く。

そして先日、ハロウィンイベントのため東京ディズニーリゾートへ行ってきた。嫁は自分が一番楽しみにしており、(他は自分でできないくせに)前売りチケットを自分で買ってくるくらい気合を入れていた。が、このごろ嫁は調子がよろしくないようだ。

嫁の不調の理由はいくつかあるけれど、どれもありきたりなので説明は省く。
とにかく不調で機嫌がよろしくない嫁なので、準備等は何も期待できない。前売りを勝手に買ってきてくれたのは助かったけども。

一方僕はといえば、この東京ディズニーリゾート旅行前後に子どもらの学校イベントを抱えていたため、その準備と対応に忙しかった。旅に出た日も、息子を宿泊教室から戻ってくるのを迎えにいっていた。


そして本題。何しろ嫁は、状態がよくない。そして、東京ディズニーリゾートといえば人混みそして行動に制限がかけられやすい(歩く、待つなど)。そこで嫁をどうにかなだめすかして過ごすため、僕はハッピーハロウィンどころではないくらい神経を遣う。

まず極力、嫁の要望を通す。子どもらには適当にごまかす・モノで釣る(爆)などしておき、嫁がどうしたいのかを中心にプランを練る。パークに着いてその場で練る。嫁は気が変わりやすいので、現地で考えた方が無駄が少なくていい。

何か嫁の思い通りにならないことがあれば(例えば、パレードを観るのに満足な位置取りができなかった、等)、とにかく目先を変えて気分をはぐらかす。そうしておけば、まあ多少は機嫌が持つので。息子をダシにしたりもするけれども(爆)

現地での行動を主導するのは、もちろん僕の仕事。ホテルや食事などの手配もしつつ、できれば僕もそれなりに楽しみたいのでその余裕も確保しておく。そのため、家を出る前にどうしても必要な家事は全て片付けておくことにしている。帰宅したら家事の山・・・というのは嫌だ。


なお今回非常に困ったのは、嫁がやたら喫煙を要望することだった。
僕も喫煙者だけれども、東京ディズニーリゾートのような広くて喫煙所が少なくて、やることが多い場所では特に喫煙の必要はない。なのであまり気にならないのだけれども、嫁がタバコタバコうるさい。もちろん医師にもいい顔はされていないが、どうも「絶対に禁止」という強い止め方ではないことから、ある程度は黙認しているようだ。
東京ディズニーリゾートでは時代と共に喫煙スペースが徐々に減少している。東京ディズニーランドにいたっては、パーク内には2ヶ所しかない。なので、ある程度我慢してもらわないと無駄に歩くことになるので、なだめすかすのが大変だった(結局最大4時間ほど我慢させたけれども)。

このようにして、嫁をイベントごとに連れていく際にはとにかく「なだめすかしてごまかす」ことで嫁の気分を紛らわすのが作戦の基本になっている。嫁の介助じたいはいい加減慣れてきたけれども、今年は特に横暴でワガママになっているのが気がかりだ。でもまあ、それも一瞬の感情であることが多いから、まだ対処のしようがあるけれども。

こんな塩梅なので、僕は非常に体力と気力を使う。しかし、せっかくのイベントごとなのに単に疲れて帰ってくるのは非常にもったいない。そのため、スキマ時間で休みつつできるだけ楽しむようにしている。今回も、急な旅程変更があったけれども何とかディズニーハロウィンを完了することはできた。


ハロウィンは終わるけれども、まだまだ秋の家事イベント&子どもイベントは続く・・・家事的に僕が落ち着けるのは、たぶん年明けだろうな。最近頭と胃が痛いので、無理せずまったりやっていこうと思う。これだから、年をとるのは嫌だね。

最近、うつ嫁のお父さんに会うのがちょっぴりツライ。

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先日、嫁のお母さんのお墓参りに行ってきた。
当ブログでも触れたけれど、昨2015年にお母さんは亡くなっている。
昨年はともかく、今年に入って嫁はロクに墓参していない。もちろん、先月9月の彼岸にも行っていない。それは僕としては大変気になっていた。
ということで、先日息子を連れてお母さんのお墓参りに行ってきた。
ついでながら、毎年恒例である嫁の幼馴染のお墓参りにも、先月僕は子どもらを連れていってきた。こちらは全く面識のない人物のお墓のため、僕がお参りするのはとても妙な気分であった。

嫁のお母さんのお墓は、嫁の実家から割と近くにある。嫁の両親が揃って決めた場所らしい。お墓を建てるときにそう聞いたので、たぶん間違いない。
彼岸はとうに過ぎてしまったけれど、僕としてもようやく時間が空いたので、このたび嫁抜きで行ってくることにした次第。なお嫁は、朝っぱらからどこかへ行ってしまっていて、僕がその日起きたら既にいなかった。

お墓と実家が近いこともあり、せっかくお墓まで行ったのでついでに嫁の実家へ顔を出してきた。お父さんはたまたま在宅だったので助かった。
娘は用事で連れてこれなかったけども、息子だけは連れて来た。嫁は一人っ子なので、ウチの子どもらがお父さんにとっては孫の全てだ。なので、機会があれば連れていくことにしている。


さあここで表題の件。
最近、特にここ1年ほど、お父さんと顔を合わせるのが若干ツライと感じることがある。というのも、嫁が当ブログでもさんざん述べているような有様だからだ。嫁の話題になれば、「どうしてこうなった」と古希を過ぎた老人にため息をつかせることになる。

幸い、今のところ嫁のお父さんは比較的元気だ。糖尿があるので万全とは言えないけれど、仲間と旅行などに出かけたりしているらしい。それを聞いて安心した。
一方、お父さんは僕の親父のことを気にかけていた。当ブログで触れたかどうか微妙だけども、夏場にウチの親父は入院している。その後の報告をあまりしていなかった。ウチの親父は先日無事旅行に送り出してやったくらいなので、まあ問題ないというような話をしておいたけども。

お父さんは最近、嫁に自分から連絡したくないと言う。嫁の調子に波があるのは充分わかっているので、ウッカリ絶不調なときに電話すると長話&オチのない話に辟易するらしい。まあ、あれは多分主治医の先生か僕でなければ聞きおおせることはできないので、自分から連絡しないのはいいと思う。
しかし嫁からは、殆ど連絡をよこさないという。ウチの嫁は、ものすごく自分の身内第一である。何があっても自分および自分の両親第一である。そんな嫁だけども、最近では関心の薄いことは一切見向きもしないので、まあしょうがない。そのように伝えておいた。

お父さんと話しながら、そうか・・・我が家の状態は普通ではないんだな・・・と変に今更思った。そういえば先日僕の兄と出かけたときも、同じようなことを言われたのを思い出した。単なる要介護っぽい人間と同居しているだけの話なので、僕にはそこまで異常とは思われないけれど。まあ、正直もうちょっと普通の嫁だったらなあ・・・と最近思うことはあるけれど。しかしそれは、自分の選択の結果だ。なので、こればかりはしょうがない。


ともあれ、お母さんの墓参の件は夏ごろから僕も気にかけていた。それが無事実行できたので、ちょっと安心している。何しろ彼岸は自分の実家の方が忙しかったので(といっても、我が実家にはまだ墓がない・・・のだが)。親父が不摂生してないか心配なので、最低でも月1で様子を観に行くようにしている。親父はまだ自分で動けるし、嫁の世話に比べたらラクなものだ。

なお嫁は、(手を出したいのを我慢して)放置しておけば自分で入浴するらしい。やっぱり、「やらなくていいんだ(誰かがやってくれるんだ)」と思わせてはいけないんだな、とあらためて思った。
しかし同じものをずっと着ていたりするので、ぶっちゃけ臭う。思春期の女子中学生ではないが、同じ洗濯で洗いたくない気分だ。誰かに指摘されないのかな? そして、僕はやっぱり定期的に入浴を手伝い服を用意してやるべきなのか? 何だかこのごろ、ちょっぴり迷う。

とりあえずひとつ用件が片付いたし、今日は早めに寝よう。嫁が帰ってくるとちょっと面倒なので・・・

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