嫁がうつになりまして。~うつ病ママとその夫の記録

うつ病および統合失調症の嫁と暮らすアラフォー夫視点の日常の記録

【悲報】うつ嫁 浮気していた。

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さあ、今回は読む人が喜びそうなネタの登場だヨ!

いや、寝ようと思って布団に転がったところへ嫁がやってきて。からの表題のとおりカミングアウト。いったい、僕にどうしろと・・・
いやいや、このブログでもボヤいたとおり、このごろ嫁が疑わしく思ってはいたけれども。とりあえず、ことの次第でも書いておこうかなっと。

ここ数日の模様

ここ数日、嫁は体調不良といって出歩いていない。昨年胃腸に異変があって入院したけれど、それと全く同じ症状。当時は確か、胃腸系の病院でアレコレ調べるも原因不明。結局精神的なものだろうということで、精神科でドグマチールを処方してもらったらアッサリ治ったと記憶している。

今回は、たまたま精神科の診療日が近かった。なので、さっさと同じような処方をしてもらったようだ。ただ、主治医からは「1週間程度の安静」を言い渡されているとのこと。そのため、嫁はおとなしくそれに従い外出していない。自宅で日がなゴロゴロと、うつ嫁していた。

僕も子どもらも、普段いない嫁がいても特に気になることはなく、普通に過ごしていた。まあ、こんな状況。

嫁の供述によれば

寝しなにいきなり寝床へやってきて(僕は嫁と別々に寝ている)、「浮気してました」。ハイ??

聞けば、半年ほど前に好きな相手ができたとのこと。で、3ヶ月かそこら前に振られたんだって。なお、肉体関係はない模様(ソースは嫁)。
うん、確かに浮気だな。個人的には、肉体関係が発生=不倫と思っているので、不倫とは言いがたいかもしれない。何しろ撃沈しているので。まあ、そんなことはどうでもいい。ただ、こんな根拠で表題を決めた。

そういえば、何日か前に嫁に訊かれたんだ。「もし自分が不貞行為をしたらどうする?」。僕の答えは「そりゃすぐ離婚っしょ!」。どう見てもフラグです。本当にありがとうございました。

で、ここから延々その「彼」への想いとやらを聞かされる破目に。僕の睡眠時間は、どんどん減っていく・・・なお何もなく寝れば4時間寝られたところ、嫁のこの一件のせいで2時間半に減少した。

嫁が言うには、ガチで好きになったんだって。僕のことも好きだけど・・・って、何だその取ってつけたような言い草は。ここへきて、初めてイラッとした。いや、あまりに斜め上の展開なので、状況が飲み込めなくて。
で、振られたんだけど、それでも忘れられないんだってさ。好きなんだってさ。それを僕に言って、僕はどうコメントすればいいんだ?

そういうのは、それこそ墓場まで持って行って欲しいと思う。けれど嫁曰く「罪悪感に耐えられない」とのこと。なんて自己中な奴だ。僕としては、何ひとついいことがない。しかし嫁は、お詫びの言葉と彼への想いを語り続ける。だから僕にいったいどうしろと。

ちなみに、嫁は主治医の先生にはこの話を相談して怒られていたようだ。先生も僕に通報してくれたらよかったのに・・・って、守秘義務があるか。

そういえば「離婚されてもしょうがない」と以前言っていたけれど、アレはこういうことだったのか。そこで少し、腹が立った。僕のやってきたことが無意味になっちゃったからね。


僕の反応

怒りとか哀しみとか、そういった感情が出てこなかった。ただただ、どうしたらいいのかわからないので途方に暮れている次第。

というか、嫁を責めることができない。と言うのも、人の気持ちの問題なので、たとえ僕がどうこう言ったところで、嫁にはアイキャントストップなのである。それに、やっぱり子ども特に息子のことがチラついて、「離婚だ離婚だ!」という風にもなれない。

また、責められない理由はもうひとつある。ああ、僕も浮気してました^^とかそういうのではない。僕も出来た人間ではないし、稼ぎもよくないしまあ魅力ある人間とは言いがたい。きっと、嫁がこうなったのも僕にも何か落ち度があったのだろう。心当たりが多すぎて、ねえ。

というわけで、僕はひたすら嫁の懺悔を聞くことになったのであった。

今後、どうしようかね?

嫁的には、「追い出されてもしょうがない」「家を出ようかとも思う」「ボコボコにしてくれて構わない」とか、何かこう僕にアクションを求めているようだった。何かすごく、コケにされている気がするんだけど気のせいかな?

で、嫁に訊いてみた。これからどうしたいのか、と。嫁曰く「わからない」うん、期待していなかったよ。どうにもこうにも、その恋心的なものが落ち着かないとどうにもならないだろう。

嫁の言っていることは、一貫しない。例えば最近たまに「赤ちゃんが欲しい」とか言い出した。それは、「新たに子を作って一からやり直したい」からなのだそうだ。子どもらに大変失礼な話だ。一方で、もしワンチャンあってその彼とやらと上手く行ったら「それはそれでアリ」だとか。僕らと一緒にいたいのか、そうでないのか今の嫁からは今ひとつうかがい知れない。

それにしても、酷い話だ。家の事は何もしない・深夜に好き勝手に出かけている・挙句に浮気カミングアウトときたもんだ。僕は、子どもらのこと以外の全てのことが今、どうでもいい気分になっている。そして、嫌な予感ばかりは的中してくれる。何てこったい。


今僕に、嫁をどうこうしようという考えはない。ただ、嫁がどうしてもと言うのなら離婚するかな…なんて思っていた時期が僕にもありました。離婚は、とりあえずしない。嫁にはもうちょっと懺悔してもらおうかな。いや、毎月賠償金を取るとか、いくつか制裁プランは考えた。嫁が「ボコボコに(ry」と言うから、このごろ話題になっている某芸能人にあやかった性的暴行でもしようかとも思った。けれど、どれも結局自分が虚しくなるだけということに気付いたのでやめた。何だろう、非常に負け感がするのは?

一般的に、嫁というのは夫の最大の味方だと考える。その最大の味方に裏切られたのは、非常に哀しいことだ。しかも当の本人は、「彼が忘れられない」とかまだ自分に酔っている始末。忘れられないほど何かをしたのか?と勘ぐりたくなる。子どもがいない家庭だったらなあ、サッサと離婚するんだけども。むつかしいね。


というわけで、何だか自分の恥を晒すようだけどネタにはいいかと思ってグダグダ書いてみましたとさ。僕は寝取られ趣味はないので甚だ不快だ。この個人的には斜め上からの空襲のような展開に、こうして文字を起こしてもまだ落ち着かない気分だ。ふう。


なお1年後、僕はもっとトンデモナイ事態に巻き込まれるのであった・・・

hiroiaozora.hatenablog.jp

うつ嫁曰く「離婚も止む無し」。

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いやあ驚いた。
正確には「離婚されても、捨てられてもしょうがない」とのこと。
自分に黒歴史を作りたがらない嫁なので、もうちょっと粘るかと思ったのだけども。

でもこれは、逆に言えばこういうことか。
「僕や子どもらと一緒にいたいという熱意がそこまででもなくなった」
これは僕の深読みしすぎなのだろうか。嫁には訊かなかったけども。
いやあ、やけに落ち着いてそんなことを言うので、ついつい邪推が過ぎたのかもしれない。

けれども、こちらも何とか家族全員で長く過ごせるようにと毎日しんどいながらも生きている。そこへ冒頭のようなことを言われてしまうと、何だかこちらも力が抜けてしまう。嫁よお前はいったい何をどうしたいんだ? まあ確かに性格の不一致性の不一致色々あるけども。

先日帰省から戻って以降数日は体調不良だったものの、何とか復調した様子。毎日元気に夜中に出歩いている。何をしているのかは、あんまりよく知らないし詮索しないことにしている。どこで何をしているのか、嫁はあまり語らないので実情は不明なことが多い。が、騒ぎを起こさなければいいと割り切っている。

そういえば先日、通院のときに先生に言われたそうな。嫁は近年、うつ病統合失調症の二枚看板暮らしだけれども、今はうつの方が強く出ていると。まあ確かに、日常生活全般生気に欠けているかもしれない。ただ、今年は嫁に数日~一週間に一度会う程度の暮らしをしているので、以前ほど嫁の状態がわからない。

そんななので、嫁がどういう状態でどんな心境で離婚云々言い出したのかはわからない。まあ僕としては、できるところまでは世話を焼くけれども、熟年離婚くらいできたら御の字くらいに考えていた。


なお、そんな嫁だけど今はフィットネス仲間たちと旅行に出かけている。しょうがない、盆は嫁抜きで実家に行ってくるか。嫁はまあ、楽しんでさえ来れたらそれでいいと思う。

うつ嫁の帰省に随伴する

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我が家ではここ数年、毎度夏休みシーズンに嫁と子どもらは帰省するというのが恒例行事になっている。僕は、仕事の関係で一緒に行ったことがない。空港まで送迎するのみ。旅に出られないのは残念だけど、一週間前後独り身を謳歌している。

帰省、と言っても行き先は厳密に言えば嫁の故郷ではない。小学生のとき一時親戚の元に住んでいたことがあるらしいのだけども、その親戚の住まいにホームステイしに行っているのだ。僕も遠い昔に一度(帰省ではないが)一緒に行ったことがあるけれども、よく覚えていない…

とにかくそんな事情なので、実質嫁の故郷と呼んでもいいと思うくらいの場所に行っている。滞在先で嫁は特に何をするわけでもなく、日々ノンビリ過ごしていることが多いそうだ。


そんな帰省に、今年は僕も随伴した。今回に限って、まとまった休みをもらうことが出来たからだ。嫁の親戚からも事あるごとに来い来い言われているし、いつかは顔を出さねばとは思っていた。だからまあ、いい機会だ。

なお旅の手配そのものは、毎年やっていることもあって嫁が自分でできたようだ。もっとも、親戚の元へ送る荷物やらそういったものは僕が用意する破目になったわけだけども。日常生活の面倒さを考えたら、軽いものだ。というか嫁は、僕が一緒に行くとわかった途端あとの準備は全て僕に押し付ける気満々だったようだ。

というわけで、嫁が「できた」といっても、できたのは飛行機の予約と親戚への連絡だけだ。残りの実務は、(特に出発当日の行動については全般的に)僕が引き受けることになった。いつものことなので、取り立てて問題ない。


そして、出発当日。朝4時出発を告知したはずだけども、嫁は2時くらいに帰ってきた。そのまま寝ないで出かけるつもりらしい。いったい、元気なんだかそうでないんだか、嫁はたまによくわからないことがある。

今回は旅客機に乗っていく。普段滅多に旅客機に乗る機会などない僕なので、嫁とは対照的にテンションが上がる。朝は弱いはずだけども、嫌でもテンションが上がる。これから僕にとって完全アウェーな土地に行くけれども、それでも空港へ行って旅客機に乗って雲の上に行けると思ったら元気が出る。こんなの、いつ以来だろう。

空港に着く頃には嫁が眠くて何もする気になれない状態に。もう、嫁は放置して僕は朝っぱらから空港で食べ歩きなどに興じていた。フライトまでちょっと時間が余ったのをいいことに、展望デッキに出て旅客機ウォッチングに興じたりもした。

現地に着いたら、嫁は突如元気になった。そういえば以前割とガチで話し合ったことがあるけども、嫁の親戚近辺に引っ越したらいいんじゃないかと。このとき、しばらくぶりにそれを思った。まあ、現実には子どものこととかあるのでそう簡単にはいかないだろうけど。なお、親戚どもは大歓迎の模様。


そこで数日間、嫁の伯母の家に厄介になった。この伯母は、嫁や嫁の父上がピンチになると上京してきて全てを取り仕切ってくれる頼もしい御仁だ。先ごろ、嫁の母上がお亡くなりになったときにも奔走してくれた。ちなみに嫁が小学生の頃過ごしたのは、この近所らしい。

帰省中は、特に嫁が体調不良になったり極端に躁になったりうつになったりすることはなかった。現住まいにおけるいくつかのしがらみから、一時的に解放されている。そのせいか、嫁は大変リラックスしたようだった。やっぱり、引越しの件はもうちょっと真剣に考えてもいいのかも…と思った。ここか、海外かいずれかに移住したら、嫁のうつは吹っ飛ぶのではなかろうか? 伯母さん宅の縁側でボケーッとしながら、僕はそんなことを考えていた。

特に何も予定がない日もあったが、そんなときは嫁と近所を散歩してみたりした。しかし、何故かパチンコに付き合わされる破目になった。僕が最後にパチンコに興じたのは20世紀のことなので、21世紀になって初めてイマドキのパチ台に触れたことになる。僕はアッサリ敗退して時間をもてあましたけれど、嫁はそれからなお1時間以上も打ち続けていた。最終的に「元は取った」とか満足げだったので、収支プラスで終わったのだろう。まあ、僕には向いてないや。


こうして何とか行って帰ってくることができたわけだけども、帰ってきた途端に嫁の具合が悪くなった。メンタル的なものではなく、どうも夏バテしたようだ。食欲がない、便通がはかばかしくない、だるい、などなど。体調的には、帰省はあまり意味はなかったようだ。けれども、メンタル的にはとても良かったのではないかと思われる。

以前、このブログに海外移住についてちょっと書いた覚えがある。たとえばグアムとかサイパンとか、英語圏で日本人に比較的馴染みのある場所に嫁を移住とまではいかなくとも、一月くらい放り込んでおいたらどうだろう?的な内容だったと思う。
嫁の故郷についても、おんなじことを感じた。いっそ、嫁だけでもあっちに住んでもらおうかと思うくらいだ。

なお嫁は帰宅した翌日、何故か深夜に170kmもクルマを走らせた。友人に土産を渡しに行くと言って出て行ったけども、たまたま残っていた走行記録を見てみたら、埼玉県中西部をグルッと回っている。聞いたら友人のナビで散々な目に遭った結果らしいけども…すぐ日常に戻ってしまったのは、わかっているけどちょっと悲しい。


あまりうつ病とか統合失調症とか関係ないネタになってしまったけども、嫁が住む場所についてちょっと考えさせられたのでダラダラ書いてみました。

ちなみに冒頭の画像は、羽田に戻ってきた際搭乗機のすぐ上を飛んでいった旅客機を慌てて撮影したもの。やっぱり空港は、いいねえ。空港メシも美味しかったし…僕も、空港で住み込みで働きたい気分だ。掃除でも何でもやるので…

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